2009年11月15日

レベッカ・ホルン展

たまには現代アート。東京都現代美術館です。
デヴィッド・ビントレーのバレエ『カルミナ・ブラーナ』に出てきたような羽根の、動くオブジェクト。
モーターで少しずつ動いて、しばらく止まって。
現代アートとはいえ、現代の生活では人は、この”少しずつ動くもの”を眺める時間の余裕すら持たないかもしれません。

映像作品がいくつか見られます。
そのうちのひとつ『ダンス・パートナー』を見ましたが、10分くらいかなと思って見始めると結構長く、後で確認したら47分の作品でした。
刺激的なストーリーや奇をてらった映像ではなく、シーンや台詞そのものがみずみずしく全く退屈しない、好きなタイプの作品でした。
全部で8作品見ることが出来ますが、それぞれ20分〜長いもので104分。映像好きなら半日過ごせますね。

同時に開催の『ラグジュアリー・ファッションの欲望』展も、楽しみました。
しかしファッションの展示会って、大抵、年代順の服をマネキンに着せて見せるだけですね。
手抜きもいいところ、それだけで見せられるものって1950年代までのような気がします。

印象に残ったのはクリスチャン・ディオール(ディオール氏の時代のもの)の美しいドレス。決して古びることのない完璧な調和、溜息ものでした。

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帰る頃には夕方の長い光がロビーに伸びて。
暖かい秋の日でした。
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2009年11月11日

『イタリア展』予告

銀座もとじさんの『イタリア展』に今年も参加します。

今回の展示会に向けてお作りしたものから、一部ご紹介します。

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バッファローホーンに蒔絵を施したもの。こちらはかんざしです。和洋ハイブリッドデザイン。
このシリーズを気に入ってくださる方が多いので、近々、指輪などにアイテムを広げて作る予定です。

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こちらはダマスコシリーズの新作です。
羅針盤、古びた金と、アジアからヴェネツィアにもたらされた貴重なラピスラズリ、そんなイメージでデザインしています。
夜光貝が、暗い航路をナビゲートするようにロマンティックに光り、取り外しできるタッセルが素敵な羽織紐です。

他にもいろいろ、ご覧いただけます。


『イタリア展』概要
会期: 前期:11月13日(金)〜15日(日)  後期:11月19日(木)〜23日(月・祝)

会場: 前期:銀座もとじ 男のきもの大阪店  後期:和染 和織、男のきもの

私の在廊日: 11月21日(土)終日・22日(日)〜16:00まで 銀座もとじ 和染 和織にて。

店舗にてお目にかかれますのを楽しみにしております。銀座にお越しの際はぜひお寄り下さい。
 
 
 
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2009年11月09日

THE ハプスブルグ展

新国立美術館。
いつも表情が変わらないガラスと、紅葉を始めた樹木がよいコントラストでした。

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曲面はいつも、私を捉えます。

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エントランスでふと見上げるとこんなふう。

展示会場はわりと混んでました。
こんなに興味のある人がいたのね、と少々意外でした。

期待していた工芸品は少々趣味のよくないものも多かったのですが、フェリペ2世の甲冑がとても気に入りました。

頭のてっぺんからつま先まで、彫り模様を施されたトリコロールの甲冑。
ひじ、ひざ、かかとなど関節部分が甲殻類のようで。
ちょっと着けてみたい・・・。

ハプスブルグというと、1月のトリエステ、人っ子一人いないミラマーレ城を思い出します。
海を望むこぢんまりした城、というと聞こえは良いですが、相当寂しい場所でした。
パートナーとも「これじゃマクシミリアンもメキシコ、行っちゃうよね」という意見で一致しましたもの。
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2009年11月07日

伊勢型紙・型彫師との歩み 展

銀座もとじさんにて。

今年は春から夏にかけて、”景うるむ”に取り組んでいたので、型紙自体には親しんでいました。
細かく正確な加工は、見れば見るほど人間業とは思えず、この超絶技巧な手作業の実演があるという話を伺いましたので、楽しみに出掛けました。

会場となる店舗は盛況、「普段見られないものが見られる」という熱に満ちていました。

展示会はもちろん型紙を使った反物のほう(藍田正雄さん作)がメインで、素晴らしかったのですが、片隅で型彫師の仕事を実際に見せていただけました。4種類ある彫りの技法の中で、フォトジェニックなのが縞彫りです。

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彫り出された細い紙の、束。
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彫り終わった紙を何気なくたわませるだけで。
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これかなり好きな造形です。
少々展示会の趣旨とポイントがずれましたが。
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2009年11月03日

ナクソスミュージックライブラリー

11月。今月からパートナーの手配?によりナクソス・ミュージックライブラリーを楽しめるようになりました。
何から始めようかなあと思い、手始めに、気になっていたバラキレフの「イスラメイ」をかき集めてみました。
キラキラした、難曲。リストはその難曲っぷりに影響され、超絶技巧シリーズを手掛けたとか。

クラシック音楽を聴いていると、その作曲家のことを調べたくなることが多いです。
クラシックは好きですが詳しくないので、基本的で初心者っぽい疑問をよく持ちます。

例えばドヴォルザークを聴いていて、ワーグナーとチャイコフスキーを連想したときに、同年代なのか、影響されたのかどうか知りたくなったり。
そんなとき、今はすぐに調べられるのがとても嬉しい。
通っていた小学校の音楽室の壁に貼ってあった、音楽関連の長ーい年表、あれがあるといいなあと思いながら、Wikipediaにお世話になるこのごろです。

今日は冬の寒さ。澄んだ冷たい空気の夜空に、月が格別にキレイです。
 
 
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初H&M

渋谷と新三郷でH&Mを見ました。店内をちゃんと見たのは初めてです。
並んでまで見る気はなかったので銀座は飛ばしましたが、一応都心店と郊外SC店で品揃えの比較も出来ました。

受けたイメージはこんなふう。
ヨーロッパの地方都市で幅を利かせている、安くて、値段なりの品質感、一見トレンドっぽく、でも結局どんくさい。

価格の面でも、今の東京なら、同程度のものがいくらでも見つかりそうです。
服に意味を与えるための演出として、大きなウィンドウ、大音量の音楽、照明の使い方が鍵になっています。
逆にそれらなくしては、特に何がすごい訳でもなさそう。

H&Mが来た!何とかしないと!と焦って、安価でトレンドに合ったものを売ってくれる他のショップが多く出来たお陰で、ラッキーなのは選択肢が増えた消費者ですね。

実は新三郷ではもっとインパクトのあるものを見ました。コストコ
10年前にハワイ島で見た、コストコユーザー。カートに乗っていた煉瓦ブロック大のフィラデルフィアクリームチーズを未だに覚えてます(笑)。
これについてはまた改めて。
 
 
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2009年10月30日

パリ・オペラ座のすべて

Bunkamuraのル・シネマにて。
ナレーションがなく、ダンサーのリハーサルの映像を中心とした2時間40分です。

時折差し込まれるパリの街の風景は、すき間なく建物でみっしり。
ぞっとするような、これら全て人間が作ったものだと思うと愛おしいような。いずれにしても、街並みは規制がないと美しく保てないということは再確認。

ある程度バレエを見てきた人であれば、それぞれのダンサーの特徴が、全幕公演で比較するよりもよく分かるかもしれません。
あとの見所としては、ルフェーブル女史の迫力トーク?
たくさんの人をまとめる彼女はとにかく喋って伝えてナンボ、厳しい任務です。
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2009年10月26日

ちょっとしたひと言

今日は冷たい雨の降る中、納品のため銀座へ。
いらっしゃった社長さんにご挨拶したところ、さらりと「雨の中ありがとう」。

このひと言でとても爽やかな気分になり、今日の雨は特に嫌なものではなくなりました。

そして帰り道にちょっと反省。自分はこういうこときちんと言えているかしら。当たり前と分かっていても実際には、なかなか言えないんですよね。ほんのひと言が、相手のその日を良い日にしたりするんですけど。

好きな言葉に、「身に纏う衣服、精神にまとう言葉」というのがありますが、まさにこのことでした。
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2009年10月25日

江戸町人女性のファッション〜華やかさから「粋」へ

ニューオータニ美術館の展示会に合わせ、行われた講演会。
興味のあるテーマだったので予約して出掛けてきました。
講師の長崎巌氏は展示会の監修者でもありますので、講演会のあと展示会を見ることでおさらいが出来て良かったです。

公家、武家、裕福な町人。
300年間弱の江戸時代、ファッションの流行は着物図案集の「雛形本」と、トレンドリーダーの遊女が牽引します。
雛形本は呉服屋と版元がタイアップして流行を仕掛けるメディア。
トレンドは3〜4年で消えてなくなるものと3〜40年続くものが混在していたそう。

公家、武家、裕福な町人。
3者3様のファッションが影響し合って変容し(帯なんて3倍に広がり現在の幅に)、明治になると一転、武家の女性は一斉に洋装に走り、町人はしばらく着物で近代化します。

もっと詳しく話を聞いてみたい(講師も話し足りない感じでした)、あっという間の1時間半でした。

そして終わってみて疑問に思いました。
服飾史的には意味が軽いのかもしれませんが、裕福ではない町人は何をどう着ていたのでしょう。
憧れのブランド(雛形本や呉服屋)、セレブ(遊女)、が存在すれば、大衆(その他大勢の町人)の物欲を満たす役割を誰かが担っていたはず。

気になります。
 
 
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2009年10月18日

秋の房総半島。
きれいな外海、強い陽光に満ちた音のない風景を堪能しました。

フェリー、列車、バス、と乗り物好きな我々にも少々強行軍ではあったものの、自分地図が少し広がった一日でした。

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存続自体が(たぶん)危ぶまれている東京湾フェリーですが、海路ならではの面白さがあります。
航行量の多い海域で、目の前に小さな漁船や大きなコンテナタンカーが行き来する中、前進するのはちょっとスリリング。そして、千葉側の金谷港に入港するときの操縦(?)は、神業でした。職人技はモノをつくるだけじゃなく、こんなところにもあります。
小さな停泊スペースに、頭からつっこみ、ほどよい場所で180℃回転して(ぎりぎり回転できるスペースしかない!)すっぽり納まる。
イタリアの都市で時折見られる、縦列駐車ショウに似て、思わず「ブラーヴォー!」と言いたくなります。これだけで客が呼べるんじゃないかと思うんですけど、どうでしょう。一応私たちプラス、おじさんが1名感動していました。

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ひたすら、海岸線を列車で走ります。
この風景を意識して選んだ須賀敦子さんの『トリエステの坂道』を読みつつ。

途中の停車駅では偶然、すごい規模のお祭りに遭遇しました。
若い人がお祭りに参加しているのを見ると、ちょっと安堵するような気持ちになるのはいつものこと。
そして武士に扮装した森田知事を発見。パブリックコミュニケーションお疲れさまです。

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ガタピシいう、これまた存続危ぶまれるローカル鉄道。
こうやって撮った写真を後からみると、どこかしらちゃんと、初秋の風景。

たまにはいつもの居場所を離れてみるのもいいです。
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2009年10月15日

肌感覚のオーダー品

メイド・トゥ・オーダーの装身具は、昔からの私のテーマ。
私の考えではアクセサリーには2種類あって、ひとつは「服感覚」、そしてもうひとつは「肌感覚」。

着替える感覚で着ける、気分が上がるしスタイリングに欠かせないもの。
そんな服感覚のアクセサリーに対し、肌感覚のアクセサリーは、お守り的で、パーソナル。
いつもトレードマークのように身につけている、会っていないときにその人を思い出すときにはイメージの片隅にかならずそのアイテムがある・・・そういうもの。

そして、オーダーメイドでその人のためにデザインされ、作られたものは、(アイテムが何であれ)肌感覚だと思うのです。
形になった瞬間から、とてもその人自身に近い存在。

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納品を控えたかんざしです。
いただいたテーマからデザイン画を何パターンか描いて、選ばれたデザインで作ります。
少し前から、オーダーメイドでお客さまが決まっているものには、その方や商品のイメージに合わせたリボンがけをしています。
今回はデザインにちなみ、リスのいる森をイメージして、フォレストグリーンのオーガンジー。

心を込めたものづくりを生業(なりわい)に出来ることは大きな幸せ。
この幸せが、関わった全ての方、そして装う方にも伝わりますように。
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2009年10月10日

金木犀

金木犀が今年はあまり香らないなあ、と思っていたら、
台風の後で濃厚に香り始めました。

メンテナンスできないので持たないもののひとつは植木や観葉植物。
でももし庭を持ち、何か植えるとしたら、絶対に香りで季節を伝えてくれる木を選びます。

沈丁花と金木犀。クチナシ。
ほとんど「美味しい」といえる空気を作ってくれる樹木。

・・・でもやっぱり、持たない生活が理想。
ジャック・アタリさんの著書で書かれている次世代のライフスタイル「ノマド」。これです。
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2009年10月08日

2010SS コレクション

ざくざくアップされている、2010年春夏コレクション情報。

12時間のフライトなしで、いつもの場所で、一部とはいえフレッシュな情報が得られるのは嬉しい。
自分なりの分析をしつつ、来週は現地で取材した方のレポートを情報として加えます。

大勢を占める雰囲気は、軽く、クリーンで、夕方のような光。
また、単品で勝負してリスクを負いたくないのか、組み合わせで新しいボリューム感に仕上げるスタイルが目立ちます。

どう考えてもムリのあるバッグの持たせ方はすっかりなくなり、そうなると、レザーグッズ出身のブランドはとたんに存在感が薄くなります。
抜け殻のようになってしまったブランドが、特にパリに多くありました。

そういえば、その土地に産業として残っているかどうかって、わりと重要なのかも知れません。ミラノコレクションがわりと良かったので、そんな風に考えました。「Made in ○○」として残らないと、と思うのです。
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2009年09月29日

待ち時間に

仕事中、ふと発生した待ち時間。
ラウンドに近いオーバル形の翡翠を留めるのに手間取っている様子。

雨がぱらついているし、遠くには行きたくない。
場所は御徒町、周りには民家や小さな工房ばかりで、時間を過ごせるような場所は何もなさそう。
・・・と思ったら、アリマシタ。
いつも急ぎ足でこの界隈を歩くとき、横目でちらりと見ながら通り過ぎていたワイン専門店。

いい機会だと思い、入ってみました。
奥のカウンターには小さな黒板があり、銘柄が3種類書かれています。試飲できるようです。

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カヴァのロゼを少し頂きながら、ショップの方といろいろお話。

店内に並んでいるボトルの、銘柄表記のところに生産国の国旗が描かれているのですが、ひとつ見慣れない国旗が。
白に赤の十字・・・スイスでもなければ赤十字な訳ないし、と思って伺ったら、イングランド国旗でした。

気候が温暖になってフランスの畑でぶどう栽培に不向きなところが増えたため、イングランド南部に農地を買う流れがあるそうです。
店内に並んでいたボトルは、ロンドンのさらに南の地域で作られた、スパークリング。

シャンパーニュと同じ製法だそうですが、もちろんシャンパーニュとは呼べないのでラベルには”METHOD TRADITIONAL”とだけ遠慮がちに表記されていました。

今回は単一品種のものでいくつかお勧めいただき、珍しい品種のスペインの赤を一本頂くことに。

ちょっと充実した、待ち時間でした。
Wine Stylesの田中さん、おつきあい頂きありがとうございました。
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2009年09月24日

トリノ エジプト展

イタリアのトリノと、エジプト。
いったい何の関係があるのかと思いきや、トリノには世界屈指のエジプト関連の博物館Museo Egizioがあるそうです。

トリノは数年前に休暇を過ごした場所ですが、この博物館はマーク外でした。
トリノに来てわざわざエジプトの収集品を見なくても、という理由だったのでしょう、
トリノに来てわざわざマリインスキーバレエの”ジュエルズ”公演に出掛けたことはこの際置いておきましょう。

さて展示品ですが、時代が前すぎて感覚が麻痺します。

彩色されたものは、かなり鮮明なものが多かったです。
パピルスにインクで書かれたヒエログリフはかなり鮮明ですし、木棺の彩色もかなり鮮やか。
湿度の高い日本ではこんなに残らないのではないかと思います。賛否両論でしょうけどよい環境に移して保管してあることも大きいでしょう。

また、彫像は、かなり洗練された曲面で構成されています。
偶像崇拝の対象が多いのも、彫刻の表現が洗練された要因のひとつではないでしょうか。
何せ鳥も神、猫も神、神様だらけなのです。

時々、綺麗すぎるものも混じっていました。
ある、瑪瑙でできたペンダントなどは、白くてきれいな紐が透けてみえ、説明には”年代不詳”。
ふと脳裏をよぎったのはトリノの聖骸布sindone...

ところで、エジプトといえばミイラを納めた棺が有名ですが、木に彩色したもの、石でできたものがあります。
石で出来たものは、素材の石が硬ければ硬い素材であるほど、身分の高い人用に使われたとか。

一般に、ダイヤモンドに高い価値が認められるのも、ごく自然なことなのだと納得しました。
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2009年09月22日

オルセー美術館展

世田谷美術館にて。
オルセーというと印象派のタブローというイメージが強いですが、珍しく工芸品がメインのようでしたので出掛けました。

とっても気に入ったのが優美な扇2点。もう目が釘付けです。
ジョルジュ・バスタールの作品、彼は17世紀から続く、扇などの工芸品が盛んな村に生まれ、父の工房を引き継いで水牛角やべっ甲、貝などの素材をメインに工芸品を制作したそう。
これは感性の優れた職人の手によるもの。素材に対し深く切り込んでいて、一体感があります。デザイナーと職人とのコラボレーションでここまで追求するのは難しいように思います。

直線的な透かし模様が溜息ものの"Epis d'orge"(麦穂)、貝の質感と羽根の描写が美しい"Les paons"(孔雀)。

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孔雀のほうはポストカードがありました。
1913年製。
アイヴォリー系シルクシフォンの、すとんとしたドレスに合いそうです。

家具類が多く、展示数は少ないものの、混んでいなくてゆっくり見ることが出来ました。

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世田谷美術館内部。
明かりの具合がとても気持ちのよいエントランスホール。
砧公園の中にありますのでこれから秋にかけても、気持ちのよいひとときが過ごせると思います。

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2009年09月19日

ココ・アヴァン・シャネル

今年のシャネル映画2本のうち
シャーリー・マクレーンとオドレィ・トトゥ、迷って後者を観ることにしました。

気づくとオドレィ・トトゥの映画は『アメリ』すら観ていなかった、というだけの理由です。

ココ・シャネルの成功までの人生についての映画ですが、ストーリー的には特に新鮮なものはなかったです。
逆に、一般に書かれていること以上の何かを映画に求めると欲求不満になるかもしれません。

ガブリエルは、一方的に彼女独自のセンスを押し通す女として描かれています。彼女が着ている服もあの環境では変だと思います。
エティエンヌの館で暮らした時間が、彼女を随分洗練させたはずなのですが、ただの頑固者のような描かれ方をしているのが物足りない。
多分そのために終盤、モードの変化を引っ張っていくという過程に説得力がないのが、見終わった後の満足感がない理由でしょうか。

上流階級の女性の、贅を尽くした装飾的で華美なスタイルに対し、実用的で簡素でスポーティなスタイルを提案した彼女。
今の時代に居たら、どんなスタイルを打ち上げるでしょうか。
多分シャネルブランドみたいなのではなさそうです。

ところでエティエンヌ役の俳優さんはいいですね。
彼がこの映画を支えているような印象を受けました。

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見終わった後の満足、品川の美しい夕焼け。
夕焼けを背景に樹が黒いシルエットに見えるのが大好き。
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2009年09月17日

ROOMS ルームス

今日本でいろんな意味の先頭を走る、ファッション&グッズ&ちょっとプロダクツの展示会。

代々木体育館にて。
2010年春夏のプレゼンテーションで、あぁ早く春が来ないかなあ、という気分になります。
って夏が終わったばかりでしたね。

薄く、軽く、クリーンな生地の、パターンは美しく計算された、言ってみればボルサリーノのような服。
色味は亜熱帯。ベトナムとかブラジルのイメージ。湿度でちょっとくすんでます。
ごく薄い生地のプリントに可愛いものがたくさんありました。

ところでいつもこの展示会に来ると、着てみたい服がたくさん。
ここでオーダーできたらいいのに、といつも思います。
会期中、1日はエンドユーザーによるオーダー会。
シーズンが来て、引き取るのはどこかの小売店で、もちろん小売価格で。
売れ筋も占えて、オーダー数は増えて、一石二鳥・・・どうでしょうか。

メーカーがネット販売する時代ですし、コレクション情報はほぼリアルタイムで手に入ります。
もうそろそろいいんじゃないでしょうか。
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2009年09月14日

オーダー会 ありがとうございました

会期途中から「和染・和織」店舗へ移動しておりました。

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今回は一番のお気に入りだったかんざしを、またとても似合う方にお求めいただいたり、オーダー、デザインご提案の案件もいくつか。
本当にありがとうございました。

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見に来てくださったYさんは、思いっきりシーズン外れですが(笑)絹紅梅をお試し。
反物の状態では内心「え、これ?」と思いましたが、スタッフの方の手で着装してみると、かなりイケます。何より、気分が上がる大胆な染め柄に負けていません。これで谷中界隈を闊歩してほしいです。

さて次回は11月の予定、仕込みは早速明日からスタートです。
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2009年09月09日

こんな様子です

朝一番にセットアップしたぎゃらりー泉の様子です。

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贅沢な無垢のテーブルに、色見本が楽しい雰囲気。

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スペース向かい側には、ぴんと背筋が伸びるような、白生地の詰まった引き出しが。
こちらはオール「プラチナボーイ」。銀座もとじさんイチオシの、みっしりとスムースな手触りでした。
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